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My Little CDT

最近気に入って買った雑誌の一つで、CDTという。
なんだか昭和な香りが漂う。
60年代くらいの同人誌にありそうだ。

ロゴの上には、「紙とインキの同人誌」と小さく印刷してある。
印刷してあるのだから、それはそうでしょう。と思ったのだが、読んでいるうちに、わざわざそんなわかりきったコピーをつけた理由が何と無く解った気がした。

それは、
Amazon社のkindleや、Apple社のiPadや、その他たくさんの携帯端末やタブレット。電子書籍で読書ができることが最早常識になりつつある現代に、皮肉の意味を込めて、敢えて『紙とインキ』でできた書籍であることを強調していたのかもしれない。まぁ、皮肉なんてほど大層なものでなくても、そういう気付きを促す一言だなぁと感じ入った。


ちなみに中では、たくさんのデザイナー、フォトグラファー、アートディレクターなど錚々たる方々がエッセイや作品を寄稿しているのだが、中でもUnderworldのKarl Hydeの作品とエッセイには驚いた。今までそのような活躍をしていることを、まったくもって知らなかった。
写真も、抱いていたイメージとはだいぶ異なり、暗闇をたたえてはいるがどこかノスタルジックなロードムービーという印象。

これが同人誌の創刊号とは、かくも恐ろしい豪華さだ。

あとちょっとしたおまけだが、ホッチキスでとめている部分の形状がすごく可愛い(絶対言葉にしても伝わらなさそうなので説明はやめておく。)のが気に入っている。



次もでたら買う。

My Little CDT_d0237884_1583743.jpg

by avant-urara | 2013-08-08 01:39
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